AWSがHoney Codeという新サービスをリリースしたそうです。

「2025年の崖に向けての人材不足」なんて話がある中で、非エンジニアがアプリを作れるって…良い話のような気もしつつ…PowerAppsとか、Kintoneと何が違うの…とも思います。
こちらの記事によると、同じらしいです…。ただ、
多くのローコード、ノーコードツールたちは、開発者に「コードに逃げ込む」(オーガスティンの言葉)ことも許すが、それはここでは意図されていない、例えばHoneycodeからコードをエクスポートして他の場所に移動するためのメカニズムは存在していない。
AWSのノーコードツール「Amazon Honeycode」はなぜ生まれたのか?
GoogleのApp Makerは終了して、買収したApp Sheetに置き換わるみたいですが、Cloud Aceさんは敗因は以下にあると振り返っています。
- 理由(1) 誰でもアプリケーションを構築できるわけではなかった
- 理由(2) G Suite Business に契約しないと利用できない
- 理由(3) 結局 GAS のスキルが要求される
HTMLやCSSの知識、GASの知識も必要だ…という話です。Amazonはそれは必要ない…本当の「ノーコード」を目指すと言っています。
でも本当に…そこが原因なんでしょうか…
個人的に、非エンジニアにRDBの構造とか…どうJOINしたら遅くなるか…などを説明するのに苦労します。多くの非エンジニアは、頭の中で1枚のスプレッドシート(要は2次元の世界)を描くことはできても、複数のテーブルからできるRDB(3次元の世界?)をすぐに理解できないことが多いです。
CSVはわかっても、XMLやJSONになると引いてしまうのと同じですかね…。
スプレッドシートレベルの考えで作れるアプリを開発するぐらいなら…Google Spread SheetやMicrosoft Excel365のオンライン版を共有して使うだけで十分だし…それなら非エンジニアでも今すぐ使いこなせます。
確かにコードと聞いただけで、「俺の世界ではない」と思う非エンジニアは多いものの…補完機能のあるエディタも多数ある訳ですし、HTMLやCSSぐらい理解するマインドがなければ、やっぱりエンジニアに任せることになると思います。
エンジニアのRADツールとしてはありかもしれませんね。
でもその場合は「コードに逃げられる」ツールの方が、最終的に良いことになるのかも?
- 納品後に非エンジニアが自力で直せる可能性がある。
- ベンダーロックオンしづらい
みたいなメリットはあるかもしれませんし、個人的には好きなツールです。でも…あまり流行らない予感がします…。